月: 2014年12月
ザルツブルクコンサート
有田の美しい響き① 青木龍山 清高工房
人には忘れられない場所がある
人にはふとした時逢いたい人がいる
炎と土 。。。
究極の熱き想いが
謙虚に織りなす器たち
時空を越えて
美しく優しい時間(とき)が流れる空間
そこは…
佐賀県有田町
青木龍山清高工房
青木清高氏
時を刻むガラスの時計 陽射しをうけて輝く窓ガラス 柔らかな灯りを灯すガラスの電灯
古き時代を彷彿する落ち着いた佇まいの館である。
亡きお父様は文化勲章を授賞された青木龍山氏。
お父様のご遺志を受け継がれたご子息の清高さんの
奢ることなく謙虚に真摯に『陶』と向き合われるお姿は、
作品からも私達の心に響くものがある。
柔和な中に凛とした作品に清高さんの
そのお人柄と陶魂が伺える。
特に彼の青磁の世界は奥深くとても美しい❕
私は青磁が好きである。
玉への憧れから中国で生まれた青磁
日本には12世紀頃から伝来し,『茶の湯の発達』の中で
日本人の美意識によって唐物の最高峰として尊ばれているが
有田で『青木清高の世界』として
このすばらしい青磁が生まれていることがとても嬉しい。
『器物は人の思想を写すものなり 名器を作らんとすれば
先ず自身の高尚の思想を養うべし』
この言葉に適う 有田の作家さんである。
丁寧に淹れてくださった奥様のお茶がとても美味しく
清らかな風を流されるご夫婦に 癒される『優しい時間』
そんな風が流れる工房の空間に 年末の忙しさの中ふと
又身を委ねたいと思う年の瀬である。
ーホームページー
http://ryuzankoubou.jp
エッセイ 『父 青木龍山』は心の琴線に響きます。是非お読みください。
森奈保美作品展 最終日
冬至
今日は二十四節気の 冬至ですね。
今年は、北半球において太陽の位置が1年で最も低くなる日で、日照時間が最も短くなります。
冬至と言えば 『かぼちゃと柚子湯』ですね。
柚子湯にしたりかぼちゃをいただきましょう。
冬至は1年でもっとも昼が短くなる日です。 そのため、太陽の力が一番弱い日=陰の気が極まる日とされ、
これから太陽の力が強くなっていく日=陽の気が強くなりはじめる日ということから「一陽来復」の日とされます。
2014年の冬至は19年に一度の朔旦冬至と言われています。
今年の 朔とは、朔日、つまり太陰暦での新月の日のことで、
冬至は旧暦の11月の中気であるため、旧暦の11月の1日が冬至になることを「朔旦冬至」というそうです。
朔旦冬至は新月と冬至が重なるめでたい日といわれています 。
昔の中国や日本では冬至の日を「太陽が復活する1年の始まりの日」と考えました。
一方の「朔旦(さくたん)」とは、満ち欠けを繰り返す月が最も欠けている新月の日、「月が復活する日」です。
つまり、月と太陽のサイクルから考えて、19年に1度しかない月と太陽の復活が重なる日のことを「朔旦冬至」と言います。
出典 月と太陽が復活 今年は19年に1度の朔旦冬至(さくたんとうじ)
冬至は昼間が最も短い日なので、逆に言うとこれからどんどん日が長くなっていく日であり、
さらに新月は、これから満月に向かってどんどん月が満ちていくのです。
つまり、世の中を照らす2つの自然の「光」がダブルでパワーを増していく、そのスタートラインの日なんですね。
始まりや復活を暗示するこの日を大切にすることで、運気が上昇に転じるとも言われているようです。
昼も最も短い日ですが、この日を境に陽の気が萌し、太陽も次第に光を増していきます。
冬至は太陽の復活を意味する日です。
古来中国では「一陽来復」の日とされ万物の蘇りを祝う日でもあります。
生活食文化コーディネートセミナー
今月も花伝塾
楽茶塾 テーブルコーディネートとおもてなし教室 暮らしのレシピセミナー
生活食文化コーディネーター認定コース ハーブ教室 すべて終了しました。
今年も皆様との楽しいひととき。。。
暮らしのレシピセミナーは一応修了しましたが
まだ参加したいとのお声が多く
来年度2月より新しいコースで再スタートです。
今年も受講生の皆様のお陰様で毎月楽しませていただき
心からの感謝です。
娘やスタッフの方から いい生徒さん達に恵まれ どんなに幸せかと
言われていますが、本当にそう思います。
来年はセミナーを開講して20周年を迎えます。
✳︎今月は全員に庭から取ったグリーンなど
身近かにあるものでクリスマス食卓花をアレンジしていただきました。
テーブルコーディネートはお金をかけるのではなく あるもので
創意工夫が大切だということをお伝えしました。
我が家のフィギア(小鳥や天使 トナカイなど’)は子供達が幼い頃から毎年クリスマスになると
こうして出番を迎えます。
生徒さんのテーブルコーディネート
玄関のしつらい
暮らしのレシピセミナー
師走になり慌ただしい中
Xmasも近づいてきましたね。
この季節になると
子供たちと山に蔓やグリーンを採に行き
蔦を輪に作り 杉やヒバ など巻きつけ リースを作っていました。
今は店頭にリース土台も売ってありますが、昔は田舎では
手に入らず手作りをしていたことを想い出します。
12月の暮らしのレシピセミナーは
Xmasの食卓花の土台作り…… 決して豪華ではありませんが
身近かにある材料で作る喜びを味わっていただきたくて…
オランダのモミとさつま杉を中心に山で採ったグリーンや松かさ
金で自分たちでペイントした木々やトクサ を
加えアレンジしていきます。
赤い実は我が家の庭にあるものです。
皆様とても楽しそう‼️
おもてなしはXmasのコーディネートで
普茶料理をいただきました。
嫁ぐ日
ギャラリー花伝をオープンし今年で14年になります。
ここで多くの方々との新しい出逢いをいただき、旧知の友人や知人の方々と共に時を紡いできました。
ギャラリー花伝ではオリジナル品や作家作品そしてメインは
海外に渡った明治伊万里を展示販売していますが
これまで多くの方々がその明治伊万里に感動していただき、
お求めいただきました。
明治時代 伊万里港から海外に輸出された有田焼〔明治伊万里)は
今も世界の宮殿やお城に飾られています。
この度 長年お付き合いさせていただいている
友人ご夫妻の下に嫁いだ明治伊万里の極上品。
花伝に海外から届いてまもなく、お二人でお越しいただき お見合い(^-^)
目をキラキラ輝かせ感動していただくお姿を見ていると
有田焼の素晴らしさをお伝えできることに喜びを感じます。
そして嫁ぐ朝。。。感謝の祈りを捧げ
ご自宅へとお届けさせていただきました。
素敵な空間に鎮座した明治伊万里の壺は 柔らかな灯りの下で
一段と輝きを増し 心やさしきご夫妻の下で幸せそう‼️
素敵なご夫婦に気に入っていただき 無事嫁がせたことに
幸せを感じた冬の一日でした。
ラジオ生放送‼️
花伝の秋
花伝山房の秋も深まってきました。
紅葉が美しい有田はこの秋も多くの観光客で賑わっています。
花伝の秋