ルーシーリー展

ルーシー.リー展 image 没後20年記念として 全国で開催されるルーシー.リー展 現在千葉で開催されています。 会期 2015年 7月7日(火)− 8月30日(日) 会場 千葉市美術館 〒260-8733 千葉市中央区中央3-10-8 TEL:043-221-2311 URL:http://www.ccma-net.jp 開館時間 日~木曜日 10:00~18:00 金・土曜日 10:00~20:00 ※入場受付は閉館の30分前まで http://www.ccmanet.jp ◼️ルーシーリー展   image image image image image image http://lucie-rie.exhn.jp/exhibition/ ルーシー・リー1902年3月16日 – 1995年4月1日) 20世紀後期のイギリスを拠点に活動しましたが オーストリアウィーン出身の陶芸家です。 大英帝国二等勲爵士 でもあります。 作風は イギリスを代表する陶芸家であり日本でも知られている バーナード・リーチと親交を持っています。 電気式陶芸窯から生み出されるその軽く薄い作風に対しては、 強い火と土窯から生まれる日本風の重厚なものに強く傾倒していたリーチから 手厳しい批評を得ることとなります。 以後、芸術面に経済面も加えて大変厳しい日々を送ります。 その苦悩の日々は「キャベツの日々」といわれキャベツばかり食べていたようです。 お金の無い日々の中 彼女のこだわった独自の方向性を大きくは変えることなく模索を続けるのです。 やがて、象嵌や掻き落しによる線描や釉薬、緻密な成分計量に基づく理論的工法などによる独特の繊細かつ優美な作風を確立しました。 リーチものちにこれを認め、推奨するまでになってきたのです。 三宅一生 :ルーシー・リーと親交があり、彼女の手になる陶器製ボタンを多数コレクションしている。 略歴 英国はロンドンの一角、アルビオン・ミューズにある旧宅に掲げられている、ルーシー・リーのブルー・プラーク 1902年 – ユダヤ系の医師の娘としてウィーンに生まれる。 1922〜1926年 – ウィーン工業美術学校でミヒャエル・ポヴォルニー (Michael Powolny) に陶芸を学ぶ。 1937年 – パリ万国博覧会で銀メダルを獲る。 1938年 – ナチスによるオーストリア併合後、イギリスに移住。 1939年 – ロンドンの一角にあるアルビオン・ミューズに移る。 1946年 – ハンス・コパー(en、1920- 1981年)が工房に参加。 1951年 – ロンドンのバークレー・ギャラリー (Berkeley Gallery) でハンス・コパーと共同展。 1960年 – キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツで教鞭を執る(1972年まで)。 1964年 – 東京の国際陶芸展に参加。 1969年 – ロンドンの王立芸術学院より名誉博士号を授与される。 1972年 – ハンブルク美術工芸博物館(de)で『Lucie Rie – Hans Coper Keramik』展。 1981年 – CBEを受勲。 1989年 – 草月会館と大阪市立東洋陶磁美術館で個展。 1990年 – 脳梗塞で倒れ、以降、陶芸を続けることが不可能となる。 1991年 – 大英帝国二等勲爵士の称号を贈られる。 1994年 – メトロポリタン美術館でハンス・コパーとの共同展。 1995年 – 脳梗塞により、ロンドンにて93歳で他界。 *参考文献 東京国立近代美術館工芸課 今後の全国展