あるがままに 〜楽しい秋の一日

うららかな秋の日 家族ぐるみで親しくさせていただいているZさんから大変珍品をいただきました。 ご自分で作られた これ‼️   image   苔を使ってありますが 苔玉でもなく盆栽でもなく 皆で決めた名前が     『あるがまま盆』   秋の今 見えるのが 『平戸糸らっきょう』と紅葉した『カタシダ』   しかし スミレなど七種類を植えこんであります。 珍しい植物を植え込んだこの『あるがまま盆』は 春になると ちがう景色になるそうで、今から楽しみです。 Zさんは癌末期と宣告され 山からキノコを採集され 食されたら癌が消えたそうです。   春に花伝塾の皆様とZさんに案内していただき 山野を歩き どれが食用や薬になるかを教えていただく予定です。 ちなみに 野山を歩き毒に当たりながら薬草を見つけた 中国漢方の祖 【神農帝】に因み 【しんのうさん】とお呼びすることになりました^ ^   有田焼を愛すZさんと庵主とは共通した価値観で楽しく 会話が弾みます。 つるべ落としの楽しい秋の夕刻。。時を知らせる町のチャイムで お見送り…. ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,’,,,,,,, あるがままにとは。。。 「あるがまま」とは禅語です。 禅語には「柳緑花紅(りゅうりょく・かこう)」があります。 文字通り、「柳がみずみずしい緑の葉におおわれ、花は紅く咲いている」といった意味です。 これは、中国の詩人・蘇軾(そしょく、1037~1101、蘇東坡とも)が詠んだ詩の一節です。 この1フレーズは、ごく当たり前の自然を描写しているに過ぎません。 ところが、そこからは「観察する自分」というものがほとんど感じられません。ある瞬間に蘇軾の触れた自然。 それを、そのままに表現し切っています。禅の深い素養も備えていた彼だからこそ、 たった四文字で「あるがまま」を表現してしまうことができたのです。