有田とフランス

明治伊万里
◆日本伝統芸術美がヨーロッパ芸術に多大なる影響◆
明治初期 有田焼はパリ万博に出展し金賞など獲得します。
その有田焼を明治伊万里と称しますが 当時のフランス芸術に多大なる影響を与えます。
それまでの西洋の美は人物や風景画が主流。
しかし日本の美の有田焼の美しさは 自然や鳥た虫など
自然のモチーフが有田焼に施され その美しさがヨーロッパに旋風を起こしました。 それがフランスナンシーから派生した
【ジャポニスム】です。
ジャポニスムとは・・・
ジャポニスム風潮の立役者 エミールガレやティファニーなどの芸術家に多大なる影響を与えた有田焼。
日本の美がガラス作家エミールガレ ドーム兄弟 ティファニーなどを魅了し フランスナンシーから ジャポニスムが流行。
そしてその流行でアールヌーボーへと時代は移っていきます。
フランスナンシー美術館にはガラス作家で有名なエミールガレが
有田焼に倣って製作したお皿はまさに有田焼の写しそのものでした。 森林学校に赴任した高島北海との交流から 日本自然主義の芸術に魅せられたエミールガレやドーム兄弟。
日本の伝統工芸の代表有田焼は 色絵 染付からなる紋様の美しさが
世界の方々の心を魅了していったのですね♪

フランスナンシー

16世紀の建物

蒔絵様式の家具

ナンシー美術館
ガレの作品が多く展示されています

ルーブル美術館と桜

このお皿は明治時代有田で作られたお皿で ヨーロッパ100年以上前にヨーロッパに輸出され 里帰りした貴重なお皿です。

100年前 ヨーロッパ王侯貴族が愛した有田焼ティーカップ

日本の美 様式(自然主義)を倣った
アールヌーボー様式のシャンデリア
ナンシー美術館(ガレ作)
蒲地あき子記 (フランスナンシー取材)