横浜山手西洋館 有田焼が紹介された外交官の家
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「明治伊万里 よみがえる鹿鳴館の晩餐」2010
明治12年(1879年)、有田の地に「精磁会社」が誕生しました。明治16年にはオランダ・アムステルダム万博博覧会で金賞を獲得。さらに同年に建設された鹿鳴館では、「精磁会社」の洋食器が夜毎の晩餐を彩り、各国の要人をして驚嘆せしめました。まさに和魂洋才の様式美の頂点が、皇室御用食器であり、鹿鳴館饗宴の器でした。
しかし、この「精磁会社」は、数少ない名品を後世に遺し、伝統的な職人の技術と共に、わずか十有余年で消滅し、人々の記憶の中からも忘れ去られてしまったのです。
その幻の食器が、「精磁会社復刻プロジェクト」により現代に甦りま した。「和魂洋才」を見事に具体化した明治伊万里の最高峰「精磁会社」の復刻製品の全てを皆様にお披露目いたします。
今宵、よみがえる鹿鳴館の晩餐をお楽しみください。
(べーリックホールにて演出コンセプト 前谷裕一記)
















