◇有田焼のタイル
内陣部の床面には、白地に青色模様の有田焼のタイルが 約1800枚敷き詰められています。
大きさが183~185mm角 の正方形で、裏面には「肥前有田 松尾製造」の刻印があ ります。
これと全く同一のタイルが、長崎市の高島炭坑旧 長崎事務所(現存せず)の1階ヴェランダにも使用されて いました。
有田・長崎・佐世保は地理的に近く、地方的特 色の現れといえます。
◇天井などの木目仕上げ
天井は身廊部・側廊部ともに板張りのリブ・ヴォールト 天井(こうもり天井)になっています。天井には木目が見 られますが、これらは本物の木目ではなく信者が刷毛で手 書きしたものです。安価な板を美しく仕上げるこの方法は、 江上天主堂などにも見ること
