近代の名工 十二代柿右衛門

kaden (2010年5月27日 21:26)
十七世紀より世界にその名を知られた我が国を代表する色絵磁器と云えば柿右衛門様式である。
近代になってこの名門窯元も大変な辛酸をなめるが、やはり本物のDNAはいつか甦るものなのかもしれない。12代柿右衛門の色絵磁器に対する美意識は相当なものであった。枯淡を感じさせる線描きの筆遣い、色の発色へのこだわり、時として17世紀の本歌を凌ぐほどの味わい深い作品が生まれた。
紹介する蓋物は造形的には十三代の工夫かもしれないが、色絵の味わいは確かに十二代の作である。
色絵草花文有蓋壺 十二代柿右衛門作 共箱付 サイズ:径22cm 高18cm

有田焼の神髄に触れる 至福の時
kaden (2010年5月11日 00:30)
≪至福のギフト≫ 有田焼・花伝造の珈琲碗皿はフォルムを西洋アンティークから、採用しています。珈琲や紅茶の文化で後れをとる我が国の碗皿は野暮ったい。優れたものは進んで採り入れ改良改善して我が物にしたいと思います。和魂洋才を体現した優れた工芸品が明治期は多く見受けられます。
有田焼・花伝造の碗皿で至福の時をお過ごしください。
色絵青海波文碗皿&ケーキ皿 精磁会社復刻版 花伝当主プロデュース
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有田焼とイングランドのカップ&ソーサの融合
kaden (2010年5月 5日 23:13)
カップ&ソーサーの使い勝手は西洋の物にはかなわない。その上、彼の地の物はフォルムも垢抜
けしている。
そこで19世紀のイングランド製のカップ&ソーサーを手に入れ、自前で型をおこjして、生地はぎりぎり薄く軽く鋳込み、和のデザインをあしらった。
形状の剽窃ではあるが、有田らしさを加味したこの進取の精神は許されるものであり、無から有
は生じないし、美意識がもたらした融合であると信ずるものである。
恐らく、今の有田焼の中で花伝のオリジナルのカップ&ソーサーは飲みやすさで1,2を争うと思
う。
有田焼と云う名前に安住するのではなく、フォルムなどは大いに研究すべきだ。
染付吹き墨寶寿字文カップ&ソーサー 花伝造 一客 6,300円(税込)
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レトロな珈琲碗&スナック皿 大好評
kaden (2010年4月22日 21:21)
戦前、アメリカに輸出されていた某洋食器メーカーの物を手に入れて、和風にアレンジし直しました。
黒と赤の色の配色が大人の色気を感じさせてくれます。レトロな味わいもあり、個性豊かな確かな製品
の格調に魅かれてお求めになられています。
カフェで使用していますので、実用性を確かめてください。ギャラリー&カフェ花伝にしかない
オリジナル・スナック碗皿です。1客7000円です。
1910年代のバカラのデキャンタ
kaden (2010年4月20日 15:42)
数年前にパリの蚤の市で偶然手に入れたバカラのデキャンターである。面取りをしたアールデコ調の端正なフォルムである。
面取りクリスタルデキャンター バカラ製 20世紀初頭 高 39,5㎝
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19世紀ビクトリア時代のエナメル彩の花器
kaden (2010年4月20日 15:17)
25年前に明治期に輸出された有田焼の痕跡をたどって、アメリカ東海岸、ニューイングランド地方を旅したことがあった。熱い思いをよそにあらぬものに目が行きつい求めてしまった品々がある。この花器もその一つである。この花瓶を見るたびに単身、レンタカーを駆って走り回った遠い日が懐かしく思えてならない。
エナメル彩硝子花器 英国製 19世紀 高33,5㎝
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